「働けます。」
旦那さんの海外赴任により、一緒にシンガポールへいらっしゃって、働くことをお考えの奥様向けの情報です。
日系の会社で働く
シンガポールには、日系の会社が、約800社進出しています。
その中で、日本人の顧客を対象にしている企業もあります。
日本人も約3万人住んでいるので、日本語でのサービス業も多いです。
ローカルスタッフとのやりとりが必要な時もありますが、主な業務は日本語という職場もあります。
ローカルのスタッフとのやりとりは、英語になりますが、日本の英語教育を受けていれば、まず問題ないことが多いです。
「働きたいけど、英語が話せないから。」
と、躊躇せずに、まずは、日本語で働ける場所を探してみるものお勧めです。
ローカル企業、外資系企業で働く
この記事を読んでくださっている奥様の中には「英語を使って、仕事をしたい!」と、お考えの方もいらっしゃると思います。
ローカルや外資企業での勤務は、まわりのスタッフが、多国籍にわたりますので、英語は必須になります。また英語力も必要です。一例としてですが、私の経験談を一番最後に載せておりますので「英語が得意ではないけれど、英語が上達できる職場で働きたい!」という方は、日本語メインの募集もあるかも知れません。
語学学校に通って、英語を上達させてから働こうと、思っている間に旦那様の帰国辞令が出るかも知れません。
「働きたい!」と、思い立った時は、行動に移してみるのも、おすすめです。
英語が堪能な方で、いきなりローカルや外資企業で働くのは、不安や自信がない方は、日系企業で勤務してみるのもいい経験になると思います。
日系企業とはいえ、シンガポールにある企業ですから、コミュニケーションは英語になりますので、英語を話す自信がついてくる方も多いでしょう。
ワーキングビザ
駐在員の奥様が、シンガポールで働くにあたって、一番最初にクリアしなくてはならないのは、旦那様の会社へ「帯同家族の勤務」についての確認です。
会社によっては、帯同家族の勤務を許可していません。
働く前の確認の詳細は、こちらの記事[主婦がシンガポールで働くには]
次に「働くためのビザ」です。
旦那さんの帯同で、シンガポールへいらっしゃっている奥様は、DPビザをお持ちなので、採用が決まったら、雇用先の会社が、MOMにDPで働ける「ワークパーミット」を申請します。
*就職先が決まったら、必要な書類を雇用先の会社に渡すと、ワークパーミットの手続きをしてくれます。
時期にもよりますが、3〜14日間で、申請の結果が出ます。
「働くためのビザ」は、他にSPやEPもあります。
こちらは、取得に収入やキャリア、働く会社のローカルスタッフ数が関わってきますので、また別の記事で書きます。
就職先の探し方
主婦の方の就職先の探し方を4つ紹介します。
1.エージェント登録
シンガポールには、日系の人材紹介会社がたくさんあります。
大手の会社もあるため、安心です。
会社探しから面接日時設定まで、全て日本語で行えます。
給与希望を伝えて、人材会社が募集している会社と交渉をしてくれるので、探している側の負担は大きくなく、採用まで進むことも少なくないですね。
2.募集サイトで探す
多くの方が利用しているのは
「シンガポールお役立ちWebのアジアdeオシゴト」
です。
職種も多岐に渡り、掲載されています。
こちらは、会社が直接掲載しているものと、人材会社が掲載している求人情報があります。
そのため、同じ求人内容を見ることもあります。
3.気になる会社に問い合わせてみる
募集しているかわからないのに問い合わせをするのは、勇気がいりますが、この方法もおすすめです。
駐在員の奥様を雇用している会社は、本帰国が決まった後任を探すことがあります。
あまり早く求人を出しても、働き始めるのは、前任者の本帰国前後になるため、求人を掲載するタイミングを測っていることがあります。
前任者の退職日は、おおよその予測がついていても、引き継ぎなどを考えると、スムーズに後任が見つかることは、会社にとって、業務を滞らせないためにも、求人掲載のタイミングは重要です。
さらに、費用をかけずに後任を見つけることができるのならば、会社は助かります。
問い合わせをしたタイミングで募集をしていなくても、スタッフの空きが出た時に連絡をいただけることもあるようです。
思いがけないいいポジションや、条件のいい仕事であったり、また気になる会社であれば、業務内容も希望と合っている可能性も高いです。
4.知人、友人からの紹介
「働きたいと思っている」ことを、まわりに話しておくと、思わぬところから、求人の話がくることもあります。
私も仕事関係で繋がりのある方から「〇〇さんが帰国するので、後任を探しているのですが、どなたか働いていただける方いませんか?」と、お聞きすることがあります。
実際にご紹介をして、採用につながったことも少なくありません。
採用に繋がりやすい理由として「知り合いの紹介のため信頼できる」ということもあります。
最後に書きました「経験談」も、友人の紹介で見つかりました。
紹介で見つからなければ、求人広告を出そうと考えていたため、信頼できる方が早く見つかって、とても助かりました。
雇用する側も働く側も、知り合いからの紹介だと、安心できる部分も大きいですね。
日本でのキャリアを中断して、旦那様とご一緒にシンガポールへいらした方もいらっしゃると思います。
働かずにシンガポールでの生活を楽しむのも良し、異国で働いてみるのも良し。
働く選択をされた皆様のお役に立てる情報になりますように。
そして、いいご縁がありますように。
ローカル企業で、日本人の採用業務も担当していた時の話です。
雇用する日本人の数は、少ないのですが、主に日本人の顧客への対応をする業務で、日本人スタッフが必要でした。
しかも常勤ではなく、非常勤でしたので、いい方が見つかるか心配していたのですが、幼稚園や小学校のお迎えに間に合うような仕事を探されている方いて、大変いい方が見つかりました。
仕事熱心で、丁寧に業務をしてくださる日本人の方、大変有り難かったです。彼女は、入職時「英語が苦手」と、おっしゃっていましたが、多国籍のスタッフと挨拶から始まり、帰国するまでの数年間で、スピーキング力は、かなり伸びていらっしゃいました。帰国後の復職に少しでも役立てたらと、シンガポールでの仕事評価を日本語で推薦状としてお渡ししました。
異国でのキャリアが、日本での活躍に繋がりますように!