ポールの小学校にも幼稚園は日系に通っていて、
小学校からインターの小学校に入学したお子様がいらっしゃいました。
気になったこと。
そのお子様のご両親が心配していたことを書いていきます。
これから、インター小学校を検討中の方のお役に立つと嬉しいです。
孤立してしまっている
お友達ができにくいお子様もいました。
同じクラスに日本人のお子様がいると、日本語で英語のサポートをしてくれますが、
日本人が少ないクラスだと、ちょっと厳しいかもしれません。
ボランティアで学校に行った時にその子1人で地面に座って、
遊んでいる他の子を眺めている背中が、すごく寂しそうに見えて、思わず声をかけました。
日系幼稚園から、インター小学校へ進学した友人のお子様で孤立してしまうと、下記のような発言もあるようです。
「英語で何て言ったらいいかわからない。」
「遊びのルールを英語で話してて、わからない。」
「日本人のお友達がいる幼稚園は、楽しかったのにな。」
小学校一年生だと、まだ幼い分、輪の中に入ってしまえば、すぐに慣れてしまうという、お話も聞きます。
でもお子様が、学校で孤立してしまって、寂しい思いをしている発言があった場合には、
しっかりお子様の気持ちに寄り添うことはもちろんですが
担任の先生に状況を聞いてみることも一つの選択肢かも知れません。
学校の授業が理解できない
ここは、ポールの同級生や友人のお子様達を見ていると、小学校低学年のうちは、同じクラスに日本人のお子様がいる場合には、
サポートを受けながら、英語を習得して、授業も聞き取れるようになるお子様が多かったです。
ただ課題もあるため、英語を習得中の場合、日英バイリンガルの家庭教師をつけているお子様がほとんどでした。
幼稚園と異なり、小学校からは「勉強」が入ってくるため、
語学の壁で、学ぶことが妨げられてしまうのは、どんなに優秀なお子様でも、リスクがありますね。
日本人とばかりいて、日本語を話している
個人的には、日系幼稚園からインター小学校に来て、環境も大きく変わったので、
インター小学校でも日本人のお友達と仲良くしていて、日本語ばかりで会話していることは、最初の1年間は、全然OKだと思ったりします。
授業や宿題は、すべて英語ですから、
全く英語に触れていない訳ではない。
むしろ、耳にしている言語は英語の方が時間的には長いのですから。
学習言語として英語を習得していくには、日本語で母語である場合は、
日本人のお友達は、大きなサポーターになってくれます。
生活言語として、英語を話せるようにという目的でしたら、日本人同士でも英語での会話は効果的かも知れません。
休み時間に日本人のお友達に日本語で
「さっきの授業で、先生は宿題は何をするって、言ってたの?」
「次の授業までに何を勉強しておいたらいいかな?」
「わからない単語があったんだけど、日本語の意味を教えて」
と、日本人のお友達に教えてもらいながら、英語と日本語を一致させていくことで、
どんどん英語を習得していくことができると思います。
グループワークでも、グループに日本人のお子様がいて通訳をしながらワークに参加できることは、
決してマイナスではなく、ワークを母語である日本語と第二言語の英語で理解しながら、進めることができます。
「日本人の少ないインター小学校を探している」と、
保護者の方のご希望を耳にすることも少なくないですが、
日系幼稚園から「勉強」をしなくてはならない小学校へ入学になりますから、
語学だけに偏らず、お子様の個別性に合わせたベストな環境で、学校選びも検討事項かもしれません。
大人が思っている以上に子供は早く適応する?
ポールのお友達で、小学校低学年でインターに編入して、最初はポールにべったりだったのですが、
3年ほどで、問題なく授業も受けられるようになったお子様がいます。
「最初の1年は、僕がたくさん通訳したんだよ。でも今は、ディベートでも自立してるよ。」
と、ポールもよく話していました。
(ポールも彼から日本語の語彙をたくさん教えてもらいました😁)
このお友達のお母様は、授業についていけるかを大変ご心配されていましたが、
3年様子をみて、ESLに通わなくなり、テストの点数や成績も取れるようになって、
すごく安心していらっしゃいました。
お子様それぞれですし、
いる環境にも異なりますが、
子供の適応力は素晴らしいですね✨
まとめ
まわりのお子様方をみていると、
日本人の少ない、英語ネィティブの環境に入れてしまえば、英語を話さなくてはならないため、語学も上達するだろうという安易なものではなさそうです、、、。
実際にお子様を見ていて、またポールのまわりのケースの話ではありますが
日系幼稚園からインター小学校に入学する場合には、
日本人がある程度いる小学校を選択する
ESLをしっかり受ける
上記の2点で、英語力が伸びていったお子様はたくさんいらっしゃいました。
日本人が少なく、日本語でのサポートが受けられず、ESLも受けていないと、ますます語学力が他のお子様と差がついてしまい
孤立してしまったり、勉強に遅れが出てしまうリスクもあるので、
小学校低学年のうちは、日系幼稚園からインター小学校に慣らす移行時期だと考えて、環境を整えるのもおすすめです。
*教育専門家ではなく、経験や実際のお子様を見ていて記載のため、その点をご了承お願いします。
お子様を日系幼稚園からインター小学校を検討中に方の参考になりますと、嬉しいです。