シンガポール国内には、多くのインターナショナル幼稚園があります。
イギリス系、アメリカ系、オーストラリア系が、母体になっています。
ほとんどの学校は、小学校と中学校もあるので、附属幼稚園になります。
ここでは、シンガポールにあるインターナショナル幼稚園の「魅力、いいところ」と「検討点」を挙げています。
インター幼稚園の魅力
イギリスもしくはアメリカ英語の発音が、身につく
英語を身につかせたいから、インター幼稚園とローカル幼稚園を迷う場合、インターを候補に挙げる理由の一つとして、英語の発音もあるのではないでしょうか?
ローカル幼稚園は、先生や生徒もシンガポーリアンが多いので、浴びる英語はシングリッシュが多くなるため、お子様もシングリッシュが身近な英語の発音になります。
小さい時に習得した発音を直すことは難しいから、出来るだけイギリスに近い発音を浴びさせたいと、お考えの場合は、インター幼稚園はいい環境です。
子供が、イギリス英語やアメリカ英語の発音で話せるって、カッコイイですね。
(私はすっかりシンガポールに馴染んでしまったので、同僚のシングリッシュも大変心地いいですが)
欧米人の先生が多い
アメリカ系インター幼稚園ですと、アメリカ国籍の先生が多いです。
イギリス系インター幼稚園ですと、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージランド国籍の先生が多いです。
欧米人の生徒が多い
ローカル幼稚園に比べると、欧米人の園児が多いです。
幼稚園の方針が、その国に沿っているので、アメリカンスクールの附属幼稚園でしたら、アメリカ国籍の先生やお子さんの割合が多いですが、シンガポールは様々な国からの駐在者が多いので、園児の国籍はバラエティに富んでいます。
その園にもよりますが、先生も園児も欧米人が多いので、クラスを覗くと、外国映画に描いている幼稚園の雰囲気が満載です。
欧米人の親の友達が出来る
当然ですが、園児が欧米人が多いので、そのご家族と交流することができます。
子供同士が仲良くなると、遊ぶ機会があって、家族で交流があります。
幼稚園の時は、お誕生日会もほぼ毎月開催されるので、親同士の交流も多くなります。
子供が親も結びつけてくれるご縁は、国籍に関係なく、嬉しいですね。
自由にのびのびと過ごせる
教育熱心なシンガポールのローカル幼稚園は、ローカル小学校に向けて、K1(年中)やK2(年長)になると、お勉強が入ってきます。
インター幼稚園は、幼稚園の間はお勉強よりのびのびと遊ぶことに重点を置いて、小学校に入学してから、ABCをしっかり習う園も多いです。
とはいえ、園でも自宅でも英語を浴びて育っているネィティブのお子様は、日本人家庭のお子様よりは、英語のシャワーを浴びているため、語彙も多く、文字をすでに家庭学習をしているお子様もいらしゃいます。
インター幼稚園の検討点
学費が高額
シンガポールのインター幼稚園の学費は、日系幼稚園やローカル幼稚園と比較すると、高額です。
入園費 S$1000〜3000
デポジット S$2000-5000
(卒園時に精算にて返却)
制服代 S$100~300
月額 S$2000〜3800/月
スクールバス代 S$250〜600/月(距離による)
これは、一番の検討事項ではないでしょうか😓
駐在で、会社が幼稚園費用を全額カバーしてくれるのであれば、全く問題ないですが、日系企業ですと、全額カバーではない会社が増えています。
またシンガポールの幼稚園は、1歳6ヶ月から入園できる幼稚園が多いですが、会社から幼稚園費用のカバーが3歳0ヶ月からという会社も多くなってきています。
3歳からしか入園できないインター幼稚園もあるので、会社からの補助が出るまでは、ご自宅で過ごす方法もありますね。
パーティなどのお付き合いがある
お誕生日会もほぼ毎月開催されるので、親同士の交流も多くなることは、いいところであげましたが、
パーティなどの多くの人との交流が苦手、また国籍も違って、異文化の方との交流なので、日本人同士のようなお付き合いとは違ってくることもあるでしょう。
お子様が、心強い通訳者になってくれるとはいえ、「語学」に不安な方もいらっしゃると思います。
お誕生日会などは、ホスト側がゲームやイベントを用意してくれていることも多く、
開催場所もプレイグランドの併設パーティルームだったりもします。
そのため、幼稚園の間は、子供の安全を見守っていれば、それほど、難易度の高い語学は必要ないとも思います。
英語がわからないから交流を避けると、あまりいい印象ではないので、
「笑顔で挨拶」
そして、話しかけられたら「英語を話すのは、あまり得意ではないので、失礼なことを言ったらすみません。」と、
最初に伝えておくのもおすすめです。
(私は、いまだに入職したての同僚や初めて会ったネイティブに言っています😂)
子供同士の繋がりですし、Google翻訳大活用でも、一生懸命会話をしようとしている姿を邪険に扱われることは、ないでしょう。
アジア人差別もある
これは、幼稚園選びの相談をした時に
欧米人の友人達から、聞きました。
表面上や口には出さず、数は多くはないですが、ゼロではないと、、、。
全て英語での対応
保護者とのお付き合いは、パーティの交流のところで触れましたが、
先生や事務手続きも全て、英語での対応になります。
園によっては、日本人のスタッフがいます。
幼稚園の見学や事務的な手続きは、日本語でサポートを受けられます。
トラブルがあった時に母語ではないと、困ることがありますね。
お子様の病気やケガなど、緊急性の高いものは、電話での対応となります。
対面だと、問題なくても、電話だと、聞き取りにくかったり、伝わりにくかったりもします。
ご家族で相談しながら、お子様に合った幼稚園に巡り会えますように!
幼稚園探しをしている方の参考になると嬉しいです。