年中さんや年長さんの途中に海外在住となって、すぐ小学校入学のお子様。
日本の中学受験を視野に入れて、幼稚園は「ローカル幼稚園」か「日系幼稚園」→小学校は「日本人学校」への進学を考えている場合。
インターかローカル幼稚園にするか、日系幼稚園にするか、迷いますね。
日本で、年中さんまで育っていると、日本語はしっかり話せる状態ですし、日本語力も高いので、
日系幼稚園で、そのまま日本語の環境で、日本人小学校ですと、お子様の環境の変化の負担も少ないかも知れませんね。
ただせっかくの海外生活だから、現地の文化にも触れさせておきたい、英語や中国語を習得させたい、などなど、色々とお考えだと思います。
また幼稚園と小学校低学年まで、ローカルやインター校に通って、小学校中学年から日本人小学校に編入して、中学受験の準備をする選択もありますね。
特に難関中学校を狙う場合には、早めに準備が必要ですから、小学校3〜4年生には、日本人小学校へ編入しておいた方が、日本の難関校の受験に備えられますね。
シンガポールの日本人学校は、優秀なお子様が多いので、教室で一緒に勉強をして、塾でも一緒に過ごすことで、レベル感や日本の受験情報も入りやすいですね。
日本人学校編入については、こちらの記事をご参考ください。
インター校から日本人学校編入
日本の年中さんで、インター幼稚園に入園をすると、6〜9月から学年が切り替わる学校が多く、お誕生日によっては、インターの小学校一年生(G1)になってしまうかも知れません。
インターの小学校一年生を来星時から翌年3月まで過ごし、4月に日本人学校へ入学のスケジュールになります。
インターの幼稚園は、附属の小学校があることがほとんどのため、卒園のタイミングが日本人小学校が始まる4月に合わなくても、3月まで、附属小学校へ通うケースが多いです。
しかし、ローカルの幼稚園の場合は、年長さんクラスになる(K2)で、来星時から12月までを過ごし、4月に日本人学校へ入学のスケジュールになります。ローカル幼稚園は、12月に卒園のため、日本人小学校へ入学する1月〜3月まで、どのように過ごすか考えておかなくてはなりません。
1月から3月まで、過ごし方の3つの選択肢を書きます。
自宅で過ごす。
・親子で過ごす時間がつくれる
・費用を抑えられる検討点
・生活リズムが変わる
・日中の過ごし方の計画立案が必要
・下の子の育児がある場合、24時間二人育児になる
ローカル幼稚園に一つ下の学年の子と一緒に過ごす。
通園している幼稚園がOKだったら可能ですね。
この選択をされる方が、周りでは多かったです。
・比較的環境を変えず、通園できる
・新たな書類の手続きが少ない
・親も送り迎えに慣れている検討点
・一つ下の学年と過ごさなくてはならない
お子様本人が、自分より下の子たちと過ごすことが、プライドがあって嫌がるお子様もいました。
・「どうして自分だけ卒園後も小学生になれないんだろう」という気持ちが生じる場合がある
ここは、まわりのサポートでのりこえられそうですね。
日系幼稚園に入園する
日系幼稚園が空きがあり、入園OKであれば可能ですね。
・日系幼稚園から日本人小学校へ進学する子は多いので、小学校入学前にお友達ができて、日本の学校の雰囲気にも慣れることができる。
・親の交流ができる。
・日本式の卒園式を経験できる
・日本語の語学力を上げられる環境
検討点
・年長の1月〜3月まで短期間の在籍
・制服などの準備が必要
・入園費が必要
・書類手続きが必要
ローカル、インター、日系幼稚園、それぞれ卒園の時期が異なるため、その先の小学校入学時期までの過ごし方をイメージして考えておくと、準備ができますね。
また卒園後も幼稚園に在籍可能かなど、園への確認も早めにしておく必要がありますね。
親子お互い、いい過ごし方ができますように。