インターから日本人小学校編入

シンガポールのインター校から日本人小学校へ編入されるお子様も年に数人いらっしゃいます。

特に日本の中学校受験を考えている場合のお子様が多いですね。

この日本人小学校への編入ですが、シンガポールの場合、容易ではないので、情報として共有いたします。

日本人小学校には、編入テストがある

一番、日本人小学校に入学しやすいのは、小学校1年生の入学時です。

ローカル幼稚園からもインター幼稚園からも書類の手続きだけで、入学できます。

しかし、小学校1年生の4月を過ぎると、ローカル小学校やインター小学校から、日本人小学校への編入は「テスト」をパスする必要があります。

このテストがあることに、私は驚きました。

日本人小学校といえど「私学」ですからね。

さらに、シンガポールの日本人学校のお子様は、優秀なお子様が多い。

日本語の語学力が、日本語の授業を受けられるレベルにあるかをテストされるようです。

聞き取りだけではありません。

書取りがあります。

日本語を書けなくてはなりません。

編入は、何年生がいい?

中学受験をする場合

難関校志望

日本の中学校受験をお考えの場合は、小学校3〜4年生での編入が多かったです。

日本人学校へ編入せずにインター校に通いながら、日本の帰国子女枠を利用して、中学受験も可能です。
(受験校により、受験資格が異なるため、特にインター生は、早めに確認をおすすめします。)

インター生で、日本の難関中学校を目指す場合は、日系の塾だけでは、厳しいです。
*天才くんや天才ちゃんは、どこに通っていても合格を勝ち取っていますが。

国立などの難関中高一貫校にも帰国枠がありますが、各国の日本人学校のお子様が帰国子女枠を使って、合格を埋めています。

日本人学校で難関校を受験するお子様方、大変優秀です。

英検2級や準1級を取得していて、インター生だから、難関校の帰国子女枠に容易に合格するわけではないことを子供達や同級生達の受験準備をしていて、思いました。

日本人学校で、英検2級や準1級を取得している子達と一緒に受験の土俵に立つのです。

「インター生だから、英語力を武器に戦えるだろう。」という作戦だけでは、難関校合格には、難しいケースも多々あります。

難関校受験をお考えの場合は、日本人学校編入時期も要検討です。

中堅校・グローバル教育に力を入れている学校志望

校風もレベルも幅広く、多くの学校があります。

特に関東圏は、帰国子女ウエルカムの学校も多いです。

帰国子女は、特待生になりやすい学校もあるようです。

学校によっては、日本人学校へ編入をせずに、インター校をシンガポールで卒業して、日本の中学校に入学可能です。
*日本語の読み書きが全くできない場合は、入学が難しい学校が多いです。

グローバルをうたっているといえ、インター校と日本の中学校は、校風も違うことが多いので、長期休みに学校見学や都合が合えば文化祭などの行事にお子様と参加してみると、お子様も日本の学校のイメージがつきやすくなりますね。

私立の中学校の入学は、受験があるため、受験科目やレベルによっては、日本人学校に編入しておいた方が、受験対策がしやすい学校もあるため、日系の塾の先生に相談してみるといいですね。

インター校から中学受験時の受験資格について
受験資格を早めに必ず確認をおすすめします。
小学校教育6年間と記載がある場合にお誕生日によっては、受験校に入学する年の3月までに小学校教育を終えていないインター校もあります。インターによって、学年の始まりが異なります。早めに確認をして、志望校の受験資格があるかを確認しておくことをおすすめします。

中学受験をしない

日本人中学校進学の場合

日本人中学校には、小学校までインター生だったお子様も少なくないです。

そのため、中学からは日本人学校だから「慣れさせておかなくちゃ」と、焦って、日本人学校に編入する場合は、環境も変わるため、お子様とよく話し合って決断がいいかもしれません。

日本人小学校は、帰国やスライドもあり、日本の学校より転出入が多いため、生徒も編入生に慣れているため、インター校から、日本人小学校に編入しても、友人関係はスムーズに入れることがほとんどです。
特に男子!ボールがあれば仲良くなるというナチュラルさをよく見かけます。

また「グローバルクラス」もあるため、インターからグローバルクラスに入学するお子様もいます。

グローバルクラスは、試験を受ける必要があります。
*8月くらいから日本人中学校のホームページを見ておくと、早く情報を得ることができます。

日本の公立中学校進学の場合

インターの小学校を卒業して、帰国して日本の公立中学校入学選択の方をよく聞きます。

インターの小学校卒業が8、9月の場合、帰国の時期に合わせて、インターの中学部の途中で、4月から日本の公立中学校進学になるお子様もいらっしゃいますね。
日本の算数は進んでいると言われているので、インターの中学部で関数を先取りしておくのも、日本の授業に入りやすいですね。

インター校から日本人学校へ編入するタイミングは、みなさん、かなり考えますよね。

特に中学受験をする場合。

ポールは、シンガポールのインター校から、日本の小学校の編入試験を受けました。
そのため、海外育ちのポールは、日本語の読み書きの練習をコツコツ頑張ってました。
自分からは決して取り組まないタイプのため、あれこれと、環境で固める必要がありました😅
日本のインター校や公立小学校への選択もありましたが、卒業して振り返ると、編入試験の勉強をしてよかったと思います。
またゆっくり記事にしたいと考えてます。

インター校から日本人学校への編入について、お考えの方にお役に立てると嬉しいです。

お子様にとって、いい選択となりますように。

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